留学生の英語の勉強の仕方は、国や学校によって異なります。共通して言えるのは、どの国の学校でも「留学生向けの英語クラス」があり、多くの留学生がそこで英語の勉強を始めるということです。また、この英語クラスでは、英文法や読解、リスニングやスピーキングといったいわゆる英語の勉強だけでなく、高校の授業についていけるようになるためのテクニックやスキルも学びます。そのため、この授業の中で数学や理科、エッセイの書き方などを学びます。
オーストラリアでは、留学生が学ぶ英語が大きく分けて2 種類に分かれます。
別名 : HSP(High School Preparation)
別名 : EAL(English as an Additional Language)
最初の半年間程度は、①にあたるIntensive ESL/EAL、またはHSP と呼ばれる集中コースで英語を中心に学びます。
この集中コースに通う期間は、時間割の多くが英語の授業に当てられますが、それらのクラスの一部は、留学生向けの数学や科学など一般の科目も含まれています。そのため、最初の半年間英語だけの授業を行い、一般の科目が遅れてしまうのでは?という不安はありません。
* 学校によっては、集中コースが学校内にない場合があります。その場合、この期間だけは、近隣の別の学校にあるIntensive に通う場合もあります。
Intensive ESL/EAL、HSP での学習期間は、学生の英語力によって異なりますが、一般的には半年程度が目安となります。集中コースでの授業が終わり、英語力がしっかりと身についた学生は、その後Main Stream と呼ばれる高校本科コースへ移行します。本科コースでは、現地のオーストラリア学生と共に授業を受けることになります。
留学生の場合は、本科コースへ移った後も、ひとつの科目として②ESL/EAL を選択する場合がほとんどです。
ESL(English as a Second Language)と呼ばれる留学生向けの英語クラスがあります。
カナダでは、一年間に8 科目程度の授業を履修しますが、留学生はそのうちの1~2 科目を学生の英語力に合わせて選択します。
残りの授業は、学年によって決まっている必修科目と選択科目で構成されます。ESL は留学生向けの授業ですが、それ以外の科
目では現地カナダ学生と一緒に学習します。
学生の英語力や出発時期によって、事前にサマースクールで実施されているESL 集中コースに入学する場合もあります。その場 合、サマースクールの間は、その多くの時間を他の留学生と一緒に学ぶ英語学習を中心に行います。
ESOL(English for Speakers of Other Languages)と呼ばれる留学生向けの英語クラスがあります。
ニュージーランドでは、一年間に6~7 科目の授業を履修しますが、留学生はそのうちの1~2 科目程度をESOL の授業に当てることになります。残りの科目は、学生の英語力や興味に合わせて履修をすることが可能です。(学年により、必修科目があります。)留学開始の間もない時期から、ESOL とは別の一般科目のクラスで、現地ニュージーランド学生と一緒に授業を受けることになります。留学初年度は、英語が分からなくて自信がない学生でも、理解しやすい実技系の科目を中心に履修し、早く環境に馴染んでいけるように配慮されています。
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